デジタル終活&デジタル相続を得意技にしましょう/デジタル遺品専門記者・古田雄介
2020/09/17
デジタル遺品は等身大で怖がり、冷静に最小コストで対応を
「故人のスマホは二度と開けないんじゃないか?」
「故人のFXが相続後に負債化して襲いかかってくるんじゃないか?」
「亡くなった家族が残したデジタル資産が情報漏洩して回収不能になるんじゃないか?」
・・・・・・。
フリーの記者としてデジタル遺品の調査を始めて10年になります。
その間に『スマホの中身も「遺品」です』(2020年/中公新書ラクレ)など複数の書籍を刊行させてもらいました。
そして、ご遺族や士業、葬儀業、終活関連会社の方々から、上記のような相談を何度も受けてきました。
財産や連絡先、思い出の手紙や写真などがデジタルで残ることが当たり前の時代。相続や終活、生前整理の場において、デジタル遺品やデジタル終活の問題は捨て置けない状況になってきています。
デジタル遺品も本質的には普通の資産や遺品と変わりありません。
ただ、デジタルならではの扱い方を知らないと手に負えないところがあるのも確かです。そのちょっとしたポイントを押さえると、過度に恐れたり苦手意識を持ったりせずに対応できるようになります。
デジタル遺品と向き合うときに大切なのは、「視点の転換」と「ちょっとの勉強」です。
「視点の転換」は、デジタル遺品を普通の遺品に置き換えて考える癖をつけるということです。デジタル遺品には、スマホやパソコンの中に保存されているアプリやファイルのほかに、インターネット上にあるデータやアカウントもあります。一見とりとめもなく散らばっているように見えますが、ちょっとスマホやパソコンを「家」、インターネットを「屋外」と捉えてみてください。
デジタル遺品の見方を変えてみましょう
実社会でも、私物は家の中にも職場やジムなどの屋外に散らばっていますし、銀行のATMや会員権を持つお店は屋外にあります。
そう考えると、散らばり方も従来とあまり変わらないように思えませんか?
そう視点を転換すると、デジタル遺品の特殊なところはちょっとだけになります。
私は、そのちょっとの差異を勉強する講座「プロのためのデジタル終活セミナー」を開いています。
フルコースは2時間×5回。
法人様に伺って講習会を開いたり、zoomを使ってオンラインで広く参加者を募ったりしています。
ご関心のある方はぜひご連絡ください。
プロのためのデジタル終活セミナーを随時開催しています
■お問い合わせ
「デジタル遺品を考える会」メンバー
デジタル遺品/デジタル終活 セミナー講師
古田雄介
<ホームページ>
https://www.ysk-furuta.com/
「プロのためのデジタル終活セミナー」
https://www.ysk-furuta.com/pro-seminar
<メールアドレス>
ysk-furuta@nifty.com
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『スマホの中身も「遺品」です』
(中公新書ラクレ)